「ハンディのちから」の「車いすの後方転倒防止」では、一人で車いすに乗って行動する障害者やシニアのハンディが、坂道やスロープで後方に転倒しないための車いすの後方転倒防止対策を、ハンディの管理人の実体験に基づいてレポートしています。
障害者でありシニアであるハンディの管理人が車いすで走行する坂道はかなりの急勾配で、自走式で登坂できる限界の勾配です。また、頂点付近では前輪が浮き上がり、後ろに転倒しそうな状態になります。介助者が一緒のときは一般的な車いすで大丈夫ですが、一人で出かける場合は車いすの後方転倒防止対策が必要でした。車いすの後方転倒防止が必要な場所は道路の坂道に限らず至るところにあります。障害者でありシニアであるハンディの管理人は、幕張の某ホテルの正面エントランスや千葉の某デパートの駐車場側エントランスでも、車いすの後方転倒防止が必要な危険を体験しました。
車いすの後方転倒防止使っている状況は一人車いすで行くをご覧ください。
最初の車いすは転倒防止装置が付いていなく車いすの後方転倒防止が必要なので、メーカーに転倒防止装置の取り付けを依頼しました。
最初に取り付けた転倒防止装置が右の写真のような固定式のL字型パイプタイプでした。この転倒防止装置をティピングレバーに差し込み、一か所をねじで固定するタイプの車いすの後方転倒防止装置でした。
早速家の周囲で車いすの後方転倒防止のテスト走行をしてみました。坂道での転倒防止に役立つことは分かりましたが、問題続出で使用中止となりました。問題とは、小さな段差も超えられない、転倒防止バーが傾き後輪と接触し走行不能、介助者が空で階段を持ち運ぶときに、転倒防止バーが引っかかり余分な力が要るなどでした。
つぎに、スロープや坂道で転倒防止の効果があり、段差で引っかからずにスムースに走行できる車いすの後方転倒防止装置の条件を考えてみました。その第一条件は、転倒の危険があるスロープなどに於いては転倒防止バーの先端と走行面の間隔が2cm前後あり、段差などの走行面に於いては車いすの後方転倒防止装置を持ち上げたり、内側に仕舞い込むことができることでした。この条件を満足する車いすの後方転倒防止装置がありました。電動式車いすに付いている「収納式車いすの後方転倒防止装置」がまさにそれです。
そこで、電動式車いすに付いている「車いすの後方転倒防止装置」を手動の自走式車いすに取り付けることができるか否かを、松永製作所・カワムラサイクル・日進医療機器さんなどの大手メーカーに問い合わせましたが、すべて「No」いや返事をくれないメーカーもありました。その他のメーカーさんを探しました。ありました。1社だけありました。
それは、車いす走行中の後方への転倒を防ぐYAMAHAオリジナルの収納式車いすの後方転倒防止装置を搭載している、日本ウイール・チェアー株式会社さんの自走式車いすです。この収納式車いすの後方転倒防止装置は車いすに乗ったまま手を伸ばせば、パイプとその先端に付いている小さな車輪をワンタッチで内側に収納することができます。障害者でありシニアであるハンディの管理人は段差乗り越えのときに自分で車いすの後方転倒防止装置をワンタッチ収納しています。逆に、普段は車いすの後方転倒防止装置を収納して、坂道やスロープを登るときに車いすの後方転倒防止装置を取り出す方法もありますが、取り出すのを忘れるリスクもあります。
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