「ハンディのちから」の「一人車いすで行く」では、500mしか歩けない障害者でありシニアであるハンディの管理人が一人歩きや一人電車に乗って障害者福祉センターへ行く方法についてレポートしています。
障害者でありシニアであるハンディの管理人の一人歩きの行動半径は自宅から半径300m以内でした。これでは近隣の障害者福祉センター・駅・コンビニ・スーパーマーケット・図書館・理容室などにも行くことができません。車いすを使ってこれらの施設に行く計画を実行に移しました。
最初に、障害者福祉センターへの一人車いすで行く小さな旅のコースをご紹介します。
自宅からJRの駅までは車いすを自分で漕いで15分~20分、JRの乗車駅~降車駅までは20分~25分、JRから私鉄に乗り換え私鉄の乗車駅~降車駅までは7分~10分、私鉄の降車駅から障害者福祉センターまでは車いすを自分で漕いで15分~20分という、旅程です。
| 旅程 | 坂道 | 信号&横断 | エレベータ | 電車乗降 | 注意点 |
| 自宅~JR乗車駅 | 三か所 | 二か所 | 一か所 | なし | 車との接触 |
| JRの乗車駅~降車駅 | なし | なし | 二か所 | 二か所 | 空いてる時間 |
| JR~私鉄へ乗り換え | 一か所 | 一か所 | なし | なし | 人との接触 |
| 私鉄の乗車駅~降車駅 | なし | なし | 二か所 | 二か所 | 空いてる時間 |
| 私鉄降車駅~センター | 二か所 | 二か所 | なし | なし | 車との接触 |
下の写真の坂道が、一人車いすで行く最初の自宅からJRの駅までの15分~20分のコースの最大の難関です。歩道がない片側一車線の坂道で頂点の所に信号機があり、道路に電柱と掲示板がはみだしています。一人車いすで行くには危険がいっぱいのところです。
この坂道はかなりの急勾配で、自走式で登坂できる限界の勾配です。また、頂点付近では前輪が浮き上がり、後ろに転倒しそうな状態になります。介助者が一緒のときは一般的な車いすで大丈夫ですが、一人車いすで行く場合は後方転倒防止対策が必要でした。
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一人車いすで行くときの最も有効な転倒防止対策は、後方転倒防止装置の設置でした。右の写真の後方転倒防止装置が最終的に取り入れた一人車いすで行く場合の後方転倒防止対策です。ここに至るまでには数々の試行錯誤がありました。
最初の一人車いすで行く場合の後方転倒防止対策は固定式の転倒防止バーを取り付けたのですが、問題続出で使用中止となりました。問題とは、小さな段差も超えられない、転倒防止バーが傾き後輪と接触し走行不能、介助者が空で階段を持ち運ぶときに、転倒防止バーが引っかかり余分な力が要るなどでした。
最終的な一人車いすで行く場合の後方転倒防止対策までの経緯は、車いすの後方転倒防止をご覧ください。
一人車いすで行く2番目のコースはJRの乗車駅から降車駅の20分から25分です。乗車駅は橋上駅になっており、エレベーターでコンコース⇒乗車券売り場⇒改札口へ進み、エレベーターでプラットフォームに降りて行きます。
プラットフォームと電車の床の間には、右の写真のような隙間と段差がありますので、車いすを自走して乗り込むことはできません。一人車いすで行くために改札口で駅員さんに乗車介助をお願いしておきますと、電車が到着する少し前に、駅員さんが折りたたみ式のスロープ『デクパック』を抱えて来てくれました。さつそく、プラットフォームと電車の床の間に折りたたみ式のスロープ『デクパック』を設置していただき、無事乗車できました。
この際に気が付いたことですが、一人車いすで行く乗客は最後尾車両の最後尾乗車扉から乗車するのが原則のようです。この位置は車掌さんから見ることができ、降車の確認などがやりやすいためのようです。ただし例外もあります。例えば、11~15両編成の車いす対応トイレが設置されている列車では、一人車いすで行く乗客は車いす対応トイレがある車両に乗せてくれます。このタイプの列車には、車いす対応トイレの反対側に手すりがある車いすスペースがあります。
JRの降車駅に到着すると、折りたたみ式のスロープ『デクパック』を持った駅員さんが待っていてくれました。駅員さんの介助で無事に降車できました。駅員さんにお礼を申し上げ、プラットフォーム⇒エレベーター⇒コンコース⇒改札口へ一人車いすで行きます。
一人車いすで行く3番目のコースはJRから私鉄に乗り換えです。ここは政令指定都市の中心駅で、一番人通りが激しい場所です。人にぶつからないないようにコンコースを通り抜け、信号機付きの横断歩道を渡り、右の写真の坂道を下って、私鉄の乗車券売り場に到着です。
この坂でも前輪が浮き上がり、後ろに転倒しそうな状態になります。介助者が一緒のときは一般的な車いすで大丈夫ですが、一人車いすで行く場合は後方転倒防止対策が必要でした。
一人車いすで行く4番目のコースは私鉄の乗車駅から降車駅の旅は7分から10分ですが、電車の運行間隔は20分です。乗車駅は橋上駅になっており、乗車券売り場⇒改札口へ進み、駅員さんから最後尾車両の最後尾乗車扉の乗車位置で待つように言われ、一人でエレベーターでプラットフォームに上がって行きます。
プラットフォームと電車の床の間には、隙間と段差がありますので、車いすを自走して乗り込むことはできません。一人車いすで行くために改札口で駅員さんに乗車介助をお願いしておきますと、電車が到着する少し前に、駅員さんが折りたたみ式のスロープ『デクパック』を抱えて来てくれました。さつそく、プラットフォームと電車の床の間に折りたたみ式のスロープ『デクパック』を設置していただき、無事乗車できました。私鉄の電車には、手すりがある車いすスペースがあり安心して一人車いすで行くことができました。
この際に気が付いたことですが、一人車いすで行く乗客は最後尾車両の最後尾乗車扉から乗車するのが原則のようです。この位置は車掌さんから見ることができ、降車の確認などがやりやすいためのようです。
私鉄の降車駅に到着すると、折りたたみ式のスロープ『デクパック』を持った駅員さんが待っていてくれました。駅員さんの介助で無事に降車できました。駅員さんにお礼を申し上げ、一人でプラットフォーム⇒エレベーター⇒コンコース⇒改札口へと進みます。
この際に気が付いたことがエレベーターの構造です。多くのエレベーターは乗り込んだ反対(前)側や横に出口があるため、そのまま前進すれば出ることができます。しかし、ここのエレベーターは乗り口と降り口が同じで、後進して降りることになります。そんなに広くない乗降口に手を挟むことなく降りることを手助けするために、前面に大きな鏡がありました。
一人車いすで行く5番目のコースで私鉄の降車駅の改札口を出てから道路に出る間のメイン通路には階段があります(右側上段の写真)。車いすでは階段を下りることはできません。その横に手すり付きのかなり急勾配の長いスロープがあります(左側上段の写真)。ここを車いすで下って道路に出ることができます。
このエントランスのスロープは長く狭いことが車いす利用者にとっては難題です。車いすにはブレーキレバーやペダルがあるわけでなく、下り坂ではハンドリムを握る力を調整しながらブレーキをかけます。長い下り坂の場合、ハンドリムを握る手が摩擦熱で火傷してしまう。この対策にはつぎのような方法があります。
私鉄の降車駅から障害者福祉センターまでの道路は、歩道がかなり広く平たんで整備されています。安心して一人車いすで行くことができました。三か所の交差している道路以外は車との接触の心配もありません(中段の写真2枚)。ただし、三か所の道路と交差している場所には、車いすで乗り越えるには厳しい段差があります。
一人車いすで行く人が厳しい段差を車いすで乗り越える方法にはつぎのような対策があります。
最後の難所は障害者福祉センターのエントランスのスロープです。自走式で登坂できる限界の勾配です。また、頂点付近では前輪が浮き上がり、後ろに転倒しそうな状態になります。この坂でも前輪が浮き上がり、後ろに転倒しそうな状態になります。介助者が一緒のときは一般的な車いすで大丈夫ですが、一人車いすで行く場合は後方転倒防止対策が必要でした。
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障害者でありシニアであるハンディの管理人は車いすと杖を併用しています。一人車いすで行く際には杖を携帯します。車いすを使うときに 杖の置き場って困ります。
そこで、右の写真の杖置きを車いすに取り付けて、2本の杖を携帯しています。
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